【新唐人2013年12月21日付ニュース】中国広東省の衛生当局は12月19日、深セン市で新たなH7N9型鳥インフルエンザ感染者を確認。現在重体だと発表しました。一方、地元の家禽市場は通常どおり営業しているそうです。
感染が確認されたのは深セン市の38歳の男性。12月9日、発熱や咳などの症状を訴え、自宅近くの診療所で診察を受け、12日に市内の病院に入院したそうです。
17日、深セン市疾病抑止センターが行った検査でH7N9型ウイルスの陽性反応が出ました。
一方、広州市と深セン市の間にある東莞(とうかん)市ではこの前からすでに鳥インフルエンザが流行っていたといいます。
新唐人記者
「最近そちらで、鳥インフルが発見されましたか」
広東省東莞鳳岡鎮村民
「ええ、1例はすでに公表されました」
新唐人記者
「地元の鶏は全部殺処分したと聞きましたが」
広東省東莞鳳岡鎮村民
「ええ、鶏は誰も食べません」
情報によると、12月10日、深セン市の2つの家禽市場で採取した3つのサンプルからH7N9型ウイルスの陽性反応が出ました。地元の有名家禽卸市場では、1万羽の鶏が処分されたそうですが、市場の職員は否認しています。
新唐人記者
「そちらの市場で、鶏を大量に殺処分しましたか?鳥インフル感染者が出たと聞きましたが」
深セン市偉徳田禽畜卸市場 職員
「いいえ、そんな事はないです。鶏も全部処分していないし、他の事はわかりません」
19日までに、広東省では合計で6人のH7N9型鳥インフルエンザの感染が確認されています。しかし、地元の住民によると、何の予防対策も取っていないとのことです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/12/20/atext1027864.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)