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【禁聞】民主活動家が語る中共スパイネットワークの実態

2014年01月06日

【新唐人2014年1月6日付ニュース】1960年代から民主化運動に身を投じている徐水良さんが、自身のブログに発表した文章の中で、中国共産党が国内外の反対派組織や海外のほとんどの中国語メディアの中にスパイを浸透させていることを暴露し、注意を喚起しました。

 

現在海外に在住する徐水良さんは、かつて中国で長期にわたり刑務所生活を強いられました。近日、自身のブログに投稿した文章の中で、中国当局は海外に100万人以上、中国国内に数千万人といった巨大なスパイネットワークがあり、その一部は反対派組織に入り込み、大半の反対派組織をコントロールしていると述べています。

 

徐さんによると、中国共産党のスパイは反対派組織に浸透しているだけではなく、反対派組織の設立にも積極的に関わっており、多くの民主化運動の有名人は、実際は中国共産党のスパイだそうです。早期に海外で設立された民主化運動組織のほとんどは、中国共産党の地下勢力が作り上げたもので、台湾や香港の民主党派にも中国共産党のスパイが大量に浸透し、コントロールしています。この実態を知らない中国大陸の活動家は、これらの偽の反対派組織と連絡を取ったため、身分が暴露され、当局にコントロールされてしまうそうです。

 

また、アメリカや台湾を含む民主国家は、これらの膨大な地下勢力が流す偽の情報に惑わされ、中国本土や海外の反対派組織の状況について理解が非常に乏しいとも指摘します。西側社会が連絡をとっているのは、ほとんどが中国共産党のスパイで、提供された情報も彼らが意図的に流している情報であって、本当の反対派の声は抹殺されているといいます。

 

民主運動家 徐水良さん

「中共が送り出した100万ものスパイは皆プロです。これほど多くのスパイを送り出しているのに、西側の国々はまったく警戒していません」

 

徐さんの統計によると、海外で名を知られている活動家の中で、本当に民主化運動に身を投じている人はわずか53人。一方、中国共産党から送り込まれた人は162人だそうです。

 

中国共産党はまた、海外で偽の反対派を利用して、民主化運動組織の内部でトラブルを起こし、互いに争うよう仕向けているそうです。さらには、汚職腐敗などで民主化運動組織の名前に泥を塗り、偽の民主運動家を世界的な有名人に仕立てているといいます。

 

中国問題研究家 張健さん

「海外の『安定維持』は中共の統一戦線の最高目標でもあります。だから丸め込みと、抑圧を同時に行います。もし抑圧できなければ、様々な手口で彼らの名誉を汚します」

 

徐さんは文章の中で、中国共産党は「1979年の民主化運動」以降、積極的に民主化運動組織や他の反対派組織または拠点を設立し、民主化運動を有効的にコントロールし、数年後にはこれらの経験を香港や海外に持ち出し、生かしていると指摘しています。

 

民主化運動組織に浸透し、内部から瓦解するほかにも、中国共産党は民主化運動に使われる可能性のある全ての国内外資源をコントロールしていると、徐水良さんは述べます。反対派メディアを含むほとんどの中国語メディアをコントロールし、海外機構や華僑団体への浸透を通して台湾華僑を含む全ての華僑団体およびその資金源をコントロールしているそうです。

 

民主活動家 徐水良さん

「西側政府はVOA BBCや他のラジオ局、テレビ局が皆中共にコントロールされていることを知っていますが、民主制度に制限され、どうしようもないのです」

 

徐さんはまた、中国共産党が外界を騙すために使っている常套手段を取り上げました。例えば、旧ソ連が中国東北地方で乱行や悪事を働き、中国民衆の反発を招いた時、中国共産党は真っ先に地下組織を送り出し、デモ行進を行いました。表面上では抗議するふりをしながら、実際は旧ソ連の駐中国机構を保護しました。また1950年代には、「浙江南部反共産党救国隊」を設立し、網を張って反共産主義者らが網にかかるのを待ちました。これには、台湾国民党と政府も完全に騙されたのでした。

 

1989年の天安門事件以降、西側政府は民主活動家を救援する「黄雀行動」を展開しましたが、これも中国共産党に利用されました。当時「黄雀行動」を利用して海外にスパイを送り出すことを、鄧小平元主席が自ら許可したそうです。

 

現下の状況に対し、徐さんは、中国国内の活動家はできるだけ身分を暴露しないよう気をつけ、危険性を伴う発言や世論の仕事は海外の民主運動家に任せたほうが無難だと提案しています。

 

アメリカ在住の中国問題研究家・張健さんは、現下の中国共産党政権は非常に不安定で、当局は海外の民主運動家が海外を活動拠点とすることを恐れていると述べます。特に新唐人のように世界範囲で中国共産党の虚言と悪行を暴くメディアは、中国共産党にとって最大の脅威であるため、妨害と破壊にさらに全力を尽くすと指摘します。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/30/a1033408.html (中国語)

(翻訳/吉田 編集/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

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