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旧正月鉄道切符販売サイトに罵声殺到

2014年01月13日

【新唐人2014年1月13日付ニュース】旧正月が近づく中国では、各地の出稼ぎ労働者が例年のごとく、鉄道チケットの入手困難に直面しています。旧正月期間中の鉄道チケットの入手難は、長年改善されない深刻な問題です。鉄道当局が数億元を投じて立ち上げたチケット販売サイトも多くの不手際が指摘され、罵声が殺到しています。

 

ここ数か月、中国鉄道顧客サービスセンターのチケット販売サイトとホットラインは各種の問題と手落ちを指摘され、悪評が波のように押し寄せています。

 

まず、チケット発売初日にサイトがダウン。その後は、個人情報の漏えいや発券期日の間違いが発覚。また、ウェブサイトの動態確認コードがダフ屋に3秒で解読され、チケットは販売開始と同時に「売切れ」と表示されました。ダフ屋はこの手落ちを利用して、チケットを大量に蓄えています。

 

さらに、多くの民衆からはウェブサイトからチケットを購入できなかったとして、クレームが殺到しています。あるネットユーザーはパソコン4台を同時に使っても、販売サイトにログインできなかったそうです。運良くログインできた時でも、次に進む事ができず、結局購入できなかったそうです。

 

深セン・出稼ぎ労働者 夏世陽さん

「半月早く予約せねば、ならないうえ、システムの故障が多く、ログインもできません」

 

四川省のネットユーザーは、「チケット販売サイトはまるで嫦娥(じょが)三号のように、どちらも数億元を費やして、3、4人しか入れない」と皮肉っています。

 

一方、チケットの電話予約システムはネットユーザーから「詐欺」だと言われています。中国聯通の電話は90%以上が電話をかけてもつながらず、運よく繋がったとしても聞こえてくるのはくどい音声案内です。10分以上かけて、数字を入力してから、「売り切れ」と告げられるそうです。

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/01/11/atext1041840.html (中国語)

(翻訳/赤平 ナレーター/水田 映像編集/工)

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