【新唐人2014年3月4日ニュース】北京当局は3日午後、昆明駅の無差別殺傷事件はすでに解決し、新疆ウイグル自治区の独立勢力によるテロ事件であると発表しました。一方、昆明市ではウイグル族に対する検問が強化されています。
昆明市では3日、警備が一段と強化されました。特に、地元最大のウイグル族居住地である「大樹営村」では、武装した特殊警察が検問を行なっています。
食堂職員ウイグル族 Aniwar Wuppurさん
「昨日 3回も検問を受けました。警察は銃を私たちに向けました。何が起きたのかも分かりません。とても不安です」
新華社によると、公安部は3日午後に事件を解決し、犯行はウイグル人グループによるものであると発表。中国の民間では犯人を非難する声と同時に、当局の速すぎる問題解決にも疑問を投げかけ、真相公開を求めています。
湖北省ネットユーザー 威廉退爾さん
「この種の虐殺と恐怖を造り出すのは譴責されるべきです。しかし背後の動機は?当局の一方的な断定を簡単には信じません。先ず真相と証拠が必要です」
当局のテロ断定の発表を受け、昆明市ではウイグル族と漢族の間で緊張が走っていますが、中立の見方を表明する人もいます。
販売員 達麗梅さん
「ニュースによると、多くのウイグル人が宿泊を断られているそうですが、そこまでする必要あるのかと。今の時代、皆 平和を望むので、そこまでする必要はないでしょう」
中国のメディア関係者と香港メディアによると、中国当局は各メディアに対して、事件の報道は一律新華社の報道または地元権威部門の発表した情報を基準にし、大きい題字と写真を使った報道はしないよう要求しているそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/03/atext1073223.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)