【新唐人2014年3月28日付ニュース】最近、中国当局が発表した報告書によると、去年、中国の74都市のうち、71都市で大気汚染の現象が見られました。これは96パーセントにのぼります。とりわけ深刻なのが北京、天津、河北省です。
報告書によると、北京、天津、河北省の13都市のうち、一部の都市では、1年のうち40パーセント以上が大気汚染の状態でした。主な汚染物質はPM2.5です。
河北省邢台市民 車さん
「工場汚染です。バックに政府がいます。あの臭いを嗅ぐと、めまいと吐き気がします。邢台市は河北省の境目なので、見捨てられています」
当局によると、北京、天津、河北省、長江デルタ、珠江デルタの面積は、全国の8パーセントに過ぎませんが、石炭消費量は全国の43パーセントに達し、鉄鋼生産量は全国の55パーセント、セメントは40パーセント、軽油は52パーセントにおよぶほか、二酸化硫黄、窒素酸化物、粉塵の排出量は全国の30パーセントを占めます。
「武漢空気日記」発起人 劉峻さん
「火力発電所に車の排気ガス、石炭が大口で、石油が続きます。その2つが主です。まず石炭を減らし、排出制限も行うべきです。あと石炭発電を減らし、バイオマスや原子力を増やすなど発電比率も変えるべきです」
「2013年北京、天津、河北省、長江デルタ、珠江デルタなど重点地域および直轄市と省都都市の大気の質に関する報告書」は、去年新しい基準が適用された都市に対し、初めて行った評価です。
74都市のうち、海南省の海口市、浙江省の舟山市、チベットのラサ市を除く、71都市が基準を超えていました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/03/26/atext1089298.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/工)