【新唐人2014年5月22日】中国当局は最近、ネット言論への抑圧を一段と強化しています。中国国家インターネット情報弁公室の官僚は、「政治的安全が根本であり」、インターネットの自由が中国共産党の統治に危害を与えると示しました。これに対し、中国の民衆は、当局のやり方は本末転倒であると話します。
5月18日、官製メディア「人民日報」が、中国国家インターネット情報弁公室の王秀軍副主任のネットセキュリティに関する文章を掲載。文章の中で王副主任は、「国外勢力」はインターネットを中国大陸への浸透と破壊のための主要な道具としており、ネットの自由を名乗ってデマを流しているが、中国社会の安定および国家安全への破壊が目的であると述べています。
ネットユーザー
「当局は自分のために、言い訳を探しています。当局の言う事は言論、思想、ネット統制などを含めて、人類の普遍的な価値観に反しています」
王副主任は、ネットを厳格に統制する事は党と国家の未来につながると考えています。
中国のネット作家 劉逸明さん
「本末転倒です。中国社会の官民の矛盾がこれほど激しいのは、多くの社会問題を解決していないからです。中国の政治安全を保証したければ、官民の矛盾の緩和にまず手を尽くすべきです。そうなると、ネットも平和になります」
今年2月27日、当局が「中央インターネットセキュリティ情報化指導チーム」の設立を発表してから、中国各地にも地方のインターネットセキュリティチームが設立されました。当局は最近、ネット統制をさらに強化しており、多くのネットユーザーによると、書き込みが理由もなく削除されることが一段と多くなっているそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/05/19/atext1110476.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)