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米NY州 7月からフカヒレの販売禁止

2014年06月13日

【新唐人2014年6月13日】フカヒレは中国人が大好きな高級食材です。しかし、サメを捕まえてヒレを切り取る過程はとても残酷で、海洋生態にとってもマイナスであると考えられています。アメリカ・ニューヨーク州では去年、今年7月1日からフカヒレの販売を禁止する法案が通過しました。

 

フカヒレスープはとろみがあり、とても上品な味で、アジアでは高級料理として知られています。

 

フカヒレの需要を満たすため、漁師は捕まえたサメのヒレを切り落とした後、海へ投げ捨てます。世界中では、年間約7300万匹のサメがフカヒレを採るために捕殺されています。

 

国際自然保護連合IUCNのデータによると、サメ類の三分の一が過度の捕獲によって、絶滅の危機に瀕しています。

 

ニューヨーク州では今年7月1日から、フカヒレの販売が法律で禁止されます。チャイナタウンの商店では奉仕価格を提示し、7月1日前までにフカヒレの在庫一掃を考えています。

 

こちらのお店には、各種各等級のフカヒレがすべて揃っています。価格はポンドあたり130ドルから268ドルまで様々ですが、今は全てにセール価格が貼られています。また、ほとんど売り切っている店もあるようです。

 

7月1日以降、フカヒレを一つ販売するごとに店側は100ドルの罰金と15日間の拘留を科せられます。

 

しかし、売れ残っても心配は要りません。生産業者に返品するか、香港など合法的にフカヒレを販売できる地区に送ることもできるそうです。

 

海鮮レストランのオーナーによると、フカヒレは高価なため、普段注文する客は多くないそうです。また、結婚披露宴でも、必ずしも注文される料理ではなくなったため、フカヒレの販売が禁止されても、特に商売に影響しないと話します。

 

アメリカでは現在、7つの州がフカヒレ交易を禁じる法律を実施しています。フカヒレの販売禁止を通じて、サメの過度の捕殺を防止し、海洋生態システムが保護されることが期待されています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。               

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/06/12/atext1115864.html (中国語)           

(翻訳/赤平 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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