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深刻な北京の水不足――“南水北調”で解決になるか

2011年01月07日

【新唐人2011年1月8日付ニュース】統計によると、北京は12年連続で干ばつが続き、地下水の使用が激しく、水位は著しく下降しています。専門家は、水不足の激しい中国北部に南部の水を運んでも、根本的に解決しないと指摘します。

 
北京市当局の統計によると、1999年以降、北京の降雨量は減少傾向にあり、10年間で200立方メートルの雨量が減りました。現在、水資源の3分の2が地下水ですが、過度な使用により、水位が著しく下がっています。
 
水問題専門家 王建
北京は70年代以降、降水量が減少し、干ばつ傾向。都市の規模が拡大し、地表水だけでは足りないため、大規模に地下水を引き、60年代と比べ、地下水は106億㎥減りました
 
北部は水の消費が多いため、地下水の減少も深刻です。
 
水問題専門家 王建
地下水の減少で、華北には21の漏斗地形が現れ、干ばつ気候が原因の一つですが、もっと深刻なのは、発展による水の消費で、地下水位の下降が深刻です
 
“南水北調”政策でも、10億立方メートルの水しか解決できず、水資源不足は根本的に解決できません。
 
水問題専門家 王建
北京には水使用量が多い企業が3000余りあります。例えば 風呂、温泉、スキー場など大都市にとって、遠方の水は頼りになりません。自分で解決すべきです
 
北京は毎年37億9千立方メートルの水が必要ですが、17億9千立方メートルが不足しています。
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