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津波から10年 少女が家族と奇跡の再会

2014年08月10日

【新唐人2014年8月10日】2004年のインド洋大津波は、死者・行方不明者が合わせて22万人を超え、未曾有の大災害となりました。そんな中、当時4歳で行方不明になったインドネシア人少女が10年後、家族と奇跡の再会を果たしました。

 

2004年12月26日、スマトラ島沖大地震により大津波が発生し、西アチェ県に住んでいた当時4歳のジャナちゃんと兄で7歳のアリフ君が波にのみ込まれました。

 

今年6月、ジャナちゃんの母親、ジャマリヤさんの兄がアチェ州のある村でジャナちゃんにそっくりな少女を見つけました。そこで周囲の人に聞き込みをしたところ、少女が10年前、津波に流された被災者だったことが分かりました。

 

そして、ジャナちゃんの両親は、すぐ娘の元に駆けつけました。

 

ジャナちゃんの母親 シャマリアさん

「毎日神に祈っていました。娘が無事なら見つけられるようにと。1か月前も夫は毎日退勤後、娘の行方を尋ね回っていました」

 

ジャナちゃんは10年前、アチェ州西南部のバニャック諸島に流れ着いたところ、漁民に発見されました。そして、漁民の母親がジャナちゃんを育てたそうです。

 

ジャナちゃん

「唯一の記憶は板につかまり兄と話したことです。その後、岸に引き上げられた時、兄はまだ板の上でした」

 

2004年のインド洋大津波では、死者・行方不明者が22万人に達しましたが、そのうち、アチェ州だけで17万人が亡くなりました。ジャナさんの両親は、二度目の奇跡を信じ、再び息子を捜し続けます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/09/a1129311.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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