広告で中共に公開書簡「香港人を弾圧するな」
【新唐人2014年9月19日】香港の民主派団体は10月1日に金融街の「セントラル地区」を占拠し、行政長官の選挙制度民主化を訴える予定です。「セントラル占拠」運動の発足チームは18日、国際メディア2社に習近平国家主席宛の公開書簡を広告の形で掲載し、香港人を弾圧しないよう求めました。
金融街「セントラル占拠運動」発足チームは、ウォール・ストリート・ジャーナルとニューヨークタイムズに、紙面4分の1の大きさの広告を出しました。内容は習近平国家主席への公開書簡で、中央政府に香港の基本法に明示されている一国二制度を守り、香港に真の民主を与え、天安門広場でのような弾圧をしないよう促すものでした。
「セントラル占拠」発足者 錢志健さん
「香港が今後33年間で公平な競争がなくなるのは望みません。中国共産党は香港人に真の普通選挙を与えない理由を説明すべきです。我々の核心価値である言論の自由、思想の自由、法治は崩壊の一方です」
「セントラル占拠」運動の発足者の1人、錢志健(せん しけん)さんは、中共当局は香港金融業に影響を与えるとの理由で、ずっと「セントラル占拠」運動を非難しているが、実際は金融業界の中共党員の多くは民主制度を渇望していると述べます。
「セントラル占拠」発足者 錢志健さん
「上(大陸)の逃走哲学は不義な物が香港に来るのを恐れます。党員はここに来ると3つ星住民になり、彼らも核心価値を守らねばなりません」
声援に駆けつけた香港公民党の立法議員、梁家傑(りょう かけつ)さんは、セントラル占拠は中共への態度表明であると強調します。
香港公民党 梁家傑議員
「我々は共産党に宣言します。『香港人は跪かない』と」
銭さんによると、セントラル占拠運動には、少なくとも20〜30人の金融業界の関係者が参加する予定だそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/19/a1139421.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)