【新唐人2014年10月1日】香港警察が平和的に抗議する市民を暴力的に鎮圧したことが、かえってさらに多くの市民を街頭に呼びました。9月29日、少なくとも10万人の学生や市民が銅鑼湾(コーズウェイベイ)、湾仔(ワンチャイ)、旺角(モンコック)など多くの繁華街で夜通しの抗議集会を開き、梁振英(りょうしんえい)行政長官の退陣を求め、真の普通選挙実現の為に戦う事を誓いました。
記者
「市民による抗争が至る所で起きています。ここは旺角(モンコック)のネイザンロードです。午前3時になっても、多くの市民が抗議を続けています」
梁振英長官の退陣と、真の普通選挙の実現が、人々の主な要求です。現場にあるバスも掲示板に変わり、強権に対する市民の怒りを表しています。丸腰の市民に対する当局の武力鎮圧はかえって、沈黙していた大多数の人々を、街頭の抗議に呼び出してしまいました。
香港の中学生 王さん
「梁振英は退陣すべきだと思います。我々は何の武器も持たず、両手まで上げたのに、胡椒(催涙)スプレーを噴射し、催涙弾まで使いました」
香港市民 王さん
「多くの人が願っているのは、香港をより良くしたいのと次世代の為に努力したいのです」
夜になると、香港政府本部が位置する金鐘(アドミラリティ)一帯は市民で埋め尽くされ、ワンチャイやセントラル一帯にまで広がりました。釈放されたばかりの3人の学生リーダーは、市民に抗議を堅持するよう呼びかけました。
「学生思潮」報道官 黄之鋒さん
「皆さんにお聞きします。私たちと一緒に明日まで、あさってまで、今週いっぱい続けられる方は手を挙げて下さい」
抗議の嵐に直面し、香港政府は10月1日の「国慶節花火大会」を取り消すと発表しました。巷では、中共滅亡を意味しているのではないかと熱く議論しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/30/a1142297.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/萩野 映像編集/李)