【新唐人2014年10月12日】香港政府が突然学生との対話を見送ったことで、10日夜、およそ10万人が金鐘(アドミラリティ)で集会を開き、抗議を続ける決心を固めました。一方、梁振英行政長官と林鄭月娥(キャリー・ラム)政務司長は学生らの要求を無視し、11日、広州に入りました。
9月28日に始まった雨傘運動は、12日で2週間になりました。旺角(モンコク)の占拠現場には多くのテントが張られ、また市民によって休憩用のベッドが設置されました。当局が学生との対話を中止したことに対し、多くの市民は政府に責任があると考えています。
香港市民
「多くの事は対話で解決できるはずです。学生側も一歩引いていたのに、だから政府の問題だと思います」
香港市民
「政府は市民と対話する誠意がありません。中国政府の態度は知りませんが、対話の誠意がなければ、市民は占拠を続けるしかありません」
香港学生
「政府は我々の限界に挑戦し続けています。我々が自ら解散するのを待っていますが、そうすればするほど、我々はもっと団結します」
政府の一方的な対話の中止に反発し、10日の夜、政府本部が位置する金鐘(アドミラリティ)の街頭には再び10万人が集結しました。しかし、行政長官と政務司長は、11日、広州の経済フォーラムに出発しました。
香港市民
「香港政府は自分で決められず、中央政府に従うので、学生への対処も上に聞くしかないのでしょう」
香港市民
「共産党の抑圧で大陸の人は奴隷になり、香港も多くが奴隷になった。私は86歳だけど、奴隷になりたくない」
香港市民
「彼らは香港人は一時的に熱くなり、すぐ元に戻り、仕事や学校を続けると思っているのでしょう。でも香港人は何が大事な事なのか分かっています。だから我々は出て来たのです」
学生連合会は、月曜日までに政府が対応しない場合、抗議活動をエスカレートさせると宣言しました。しかし、この大事な時に、香港政府のトップはそろって香港を離れました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/11/a1145417.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/李)