【新唐人2014年10月16日】雲南省昆明市晋寧県(しんねいけん)政府が富有村の土地を強制収用して開発業者に高値で転売した事で、2年近く村民らの抗議に遭っています。14日、開発業者は全身武装した立ち退き隊を派遣して村民らを鎮圧しました。激しい衝突が発生し、双方で少なくとも7人が死亡しています。
14日、富有村の村民らが強制土地収用に抗議して、農機具を持って警察の制服を着た2000人と激しく衝突。村民2人が死亡しました。また、警察の制服を着た8人が村民らに捉えられましたが、うち5人が焼死しました。晋寧県には現在、特殊警察1000人が配置されているそうです。
富有村の村民 民海英さん
「開発企業のボスがマフィアや工事現場の作業員など2000人に警察の制服を着せて、私たちを殴りました。村民は7〜800人だけで、2人が殴り殺され、40人以上が負傷しました。車も破壊されました。彼らは放火し、我々を焼き殺そうとしました。我々は逃げられましたが、かえって彼らの仲間が焼死ました。刺し殺された人も4〜5人います」
晋寧県宣伝部は、「10月14日、県内の工事現場の施工過程で作業員と富有村の村民の間で衝突が発生し、4人が死亡し、十数人が負傷した」と発表しました。当局の発表に対し、富有村の村民は当局の発表は事実と異なり、村民らは県政府前で抗議を行ってもいないし、警察車両も破壊していないと示しました。
富有村の村民 高尚培さん
「マフィアっぽい人たちが我々村民を暴力的に鎮圧しました。石で村民を殴ってきたので、衝突が発生しました。狂ったように村民を殴り、鉄パイプで村民を刺し、催涙ガスや催涙弾、消火器、盾なども使いました。村民2人が死亡しました」
富有村の土地4000ムーのうち、2700ムーが3年前に県政府によって強制的に収用されました。県政府は1ムー当たり125万元で開発業者に転売しましたが、村民には4万元しか渡していないそうです。土地を失い、生計を立てる事もできなくなった村民らは、すでに2年近く抗議を続けています。期間中、衝突も数回発生しているそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
開発業者が警察の制服を着た2000人を派遣
雲南で強制土地収用 7人死亡40人以上負傷
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/15/a1146350.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)