【新唐人2014年10月22日】中国では数年前から「行為芸術」と呼ばれるパフォーマンスが盛んである。10月20日、北京展覧館の前で北京の芸術家が「行為芸術」を披露した。999枚のマスクで作ったウェディングドレスをまとった花嫁。テーマは「スモッグ花嫁が青空に嫁ぐ」。
中国国内メディアの報道によると、北京の芸術家、孔寧氏が999枚のマスクで作った10メートルのウェディングドレスをまとい、「スモッグ花嫁」が「青空」に嫁ぐパフォーマンスを披露した。
孔寧氏は「この行為芸術で表現しているのはスモッグ花嫁が、青空新郎に命さえも惜しまず捧げるラブストーリーである。この作品を通じてもっと多くの人に、環境保護に関心を寄せ、生命を大切にするよう呼びかけたい」と述べている。
このパフォーマンスは中国のネット上でも話題となり、多くのネットユーザーが「囲観」(ウェイグァン。野次馬見物をするという意味)している。意見も賛否両論だ。
「出発点はいい。公益活動だから支持する」
「庶民にポイ捨てをやめろと言うだけでスモッグが減るのか?政府を一回りして来たらどうだ?」
「排気ガスを大量排出する大型車に乗りながら999枚のマスクを使う。これで環境保護になるのか?マスクを結婚祝いとして贈り、環境保護を呼びかけた方がもっと効果的なのでは?」
(翻訳/坂本)