【新唐人2011年2月8日付ニュース】最近、世界各地で動物の謎の大量死が相次いでいます。AP通信、BBC、ワシントンポストなどの大手メディアも、数千羽に上る鳥の大量死や魚、カニ、くらげ、ペンギンの大量死などを盛んに報道。原因は何なのでしょうか。
12月31日、5000羽のハッカチョウがアメリカアーカンソー州の小さな町の上空から突然落下。ルイジアナ州でも500羽の鳥が突然落下。これらの鳥のくちばしと背中は断裂しており、送電線にぶつかって死亡したのではと専門家は分析しています。
ヨーロッパでも謎の大量死が発生。5日、スウェーデン北部の町で100羽のカラスの屍骸が見つかり、7日、イタリア北部でも8000羽のキジバトが死亡。現地住民によると、これらのキジバトは次から次へと空から落ちてきたそうです。
調査に当たったスウェーデン国家獣医学院によると、百単位のカラスの大量死は非常に確かに珍しいですが、冬は鳥が死亡しやすい季節だそうです。
一時、“鳥”はニューヨークタイムズのサイトで最もホットなキーワードでした。他にも、魚類、カニなどの海洋生物の大量死も各地で発生しています。
イギリス東南部のサネット・コーストの砂浜では25,000匹のカニの屍骸が発見されました。
地質学者のブルースさんによると、イギリスを襲った120年ぶりの寒波が原因だそうです。
地質学者 Alasdair Bruce:「夕方 潮が引き海水が氷点下になり これが続くとカニが大量に死んで、陸地に揚げられたと思われます」
このほか、アマゾン川の支流やニュージーランドなどでも魚が大量に死亡しています。
2010年年末、アメリカのアーカンソー州では、10万匹の魚の屍骸が海岸に打ち揚げられました。ブラジルでも100トンもの魚が死亡。汚染が死因だとの見方もあります。
ブラジル生物学者 MARIO MOSCATELLIさん:「海の汚染と関係あると思います。汚染物が砂浜に揚げられて湖に入り、魚の大量死を招いたと思います」
以上をまとめると、これら野生動物の大量死の原因は、花火、雷、寒波、過度の飲食、中毒、およびラニーニャ現象だと見られます。
ネット上では、政府の生物兵器実験がこれらの動物の死を招いたとの説や、地球の磁場の変化で鳥が方向感覚を失ったとの説が飛び交っています。
一部の研究者は科学の角度で解釈しています。ノルウェー自然歴史博物館の動物学者、ピーターさんは、動物の大量死は過去にも毎年あり、ただ海や山など、人目の付かないところで発生したため、気が付かなかっただけだといいます。
新唐人テレビがお送りしました。
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