【新唐人2014年11月11日】1989年、天安門事件の前夜、100万人以上の香港人が街に出て、天安門広場の学生を応援しました。その25年後、天安門事件の元学生リーダーは、民主を求める香港の学生にエールを送っています。たとえ時代や場所が変わっても、民主と自由を求める運動の意義は変わりません、
1989年、中国の学生は街頭で民主と自由を訴えていました。
25年後、今度は香港の若者が民主と自由を求めました。
天安門事件の学生リーダー 周鋒鎖氏
「両者の運動はどちらも若者が主役です。彼らは利益でなく理想を求めています。決意が固く自己犠牲も辞しません」
イギリスの週刊新聞、「エコノミスト (The Economist) 」は、「雨傘運動は中共にとって、天安門事件以来の脅威である」と表現しました。
天安門事件の元学生リーダーは、この雨傘運動について、かつての天安門事件よりも成熟していると評価します。
天安門事件の学生リーダー 王軍濤氏
「天安門事件では、自由民主の訴えがあったものの、具体性に欠けていました。一方 香港の運動は長期的な公民運動が基礎にあります。学生の要求は真の普通選挙の実施や、梁振英の罷免などで明確です」
ただ時代が変わっても、中共当局は民主化運動を弾圧する姿勢を崩していません。
中共筋の情報によると、APECアジア太平洋経済協力会議が終わったら、香港で強制排除が行われるそうです。
天安門事件の学生リーダー 周鋒鎖氏
「中共は非常にかたくなで、このたび約100人逮捕しました。公に香港を応援した人たちです。中共は今も人権や法律を無視する暴政で、25年前と変わりません」
すでに1か月以上、続いている雨傘運動について天門事件当時の北京と比べると、周りの状況が大きく異なると元学生リーダーは強調します。市民の間に根付き始めた雨傘運動の精神は、当局が力ずくで除くことのできるものではありません。
天安門事件の学生リーダー 王軍濤氏
「1989年、中共の弾圧は国民の怒りを呼びました。最後 中共はあらゆる権限を駆使し、大規模な弾圧を行いました。運動に同情し応援した人は皆粛清されたのです。生活の糧も断たれました。こうして社会は逆戻りしました。しかし、香港は基本的に民営の社会なので、若者のチャンスが潰されることはないでしょう。しかも当局が人心掌握に失敗すれば、より大きな試練に直面し、香港の運動はさらに拡大するでしょう」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/06/a1151803.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)