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香港 インフレ悪化に市民が抗議

2011年02月24日

【新唐人日本2011年2月25日付ニュース】物価の値上がりは香港市民も苦しめています。これを受け2月23日、抗議のデモが行われました。

 
香港議会ビルの近くでは、生活費の上昇に抗議するデモが行われました。
 
デモ参加者 Winston Yuenさん:「今香港人の給料の半分は 住宅ローンで消えます。毎月1万香港ドル(10万円強)の収入では家を買えません」
 
香港は今年、住宅用地の提供を大幅に増やす予定。これでインフレによる生活負担を和らげるのが狙いですが、一番市民を苦しめている住宅価格は、もっと上がると予測されます。
 
議会ビルでは、香港の財政大臣が新年度の予算を発表。これに対し、民主派の梁国雄議員は、住宅価格の上昇などに抗議しました。
 
財政大臣は抗議の後、続けた演説の中で、2010年の年間のインフレ率は2.4%、しかし実質的なインフレは1.7%で、6.8%の経済成長率も考えると、これは比較的緩やかだといえる。しかし、深刻なインフレが目の前に迫っている兆しが見られると述べました。
 
香港のインフレは、去年の2.4%から今年は4.5%にまで上昇すると見られ、香港市民などの不安を呼んでいます。
 
香港の不動産価格は世界でもトップレベルで、2009年以来、60%も上昇。中国からの旺盛な購入と低利率が住宅価格の急騰を招いています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
http://ntdtv.com/xtr/b5/2011/02/24/a496558.html.-香港居民抗議房地產飆升通貨膨脹.html#video
上のリンクから中国語ニュースが見られます。

 

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