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中国GDP2倍 人々の幸福感は?

2011年03月08日

【新唐人日本2011年3月8日付ニュース】最近の中国人へのアンケートで、94%の人が幸福感を感じていないと回答。GDPが世界第2位に踊り出たものの、中国社会はまさに数多くの問題に見舞われているためです。この矛盾する現象について、専門家の何清漣さんに話を伺います。

 
経済学者 何清漣
 
中国はGDPで世界第2位に躍り出たものの、相当大きな代償を払いました。とくに、環境破壊です。中国はもうすでに、資源の枯渇に直面しています。
 
中国政府はかつて、GDPを2倍に増やしたことを功績だと胸を張っていました。でも今は少し違います。官僚の功績を測る指標として、かつての経済成長一辺倒から人々の幸福感へと変わりました。
 
GDPは具体的な評価の指標です。たとえば、GDPの伸び、GDPの総額、一人当たりのGDPなど。
 
しかしGDPが2倍になった今、中国は深刻な問題に見舞われています。官僚の深刻な腐敗、失業問題、物価の急騰、インフレ、貧富の格差、高すぎる学費、年金問題、失業保険、環境破壊。
 
そしてもう一つ。今回王岐山副首相も会議で取り上げた問題です。以前とは違い、今は食べ物に困らなくなりましたが、もう安全ではありません。毎日食べるものが安全ではないのなら、一体どこに幸福感があるのでしょうか。
 
西側諸国の統計は、中国よりもずっと深刻ですが、その数字は信頼がおけます。一方、中国のGDPは、中国政府もかつて認めたように、水増しが深刻です。たとえば地方政府は上に報告するさい、1%~2%水増しします。国家統計局も、地方から来た数字には水増しがあると認めています。だから半分にして、さらに2%引くそうです。この数字は当てにならないと彼ら自身も認めています
 
http://ntdtv.com/xtr/b5/2011/03/08/a501527.html.-專家:-中國GDP翻番-人民幸福嗎?.html#video

 

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