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大気汚染の原因?燻製肉が製造禁止に

2015年01月28日

【新唐人2015年1月28日】中国各地では大気汚染が日に日に深刻化しています。先日、四川省達洲市(たつしゅうし)と重慶市当局は現地で千年以上伝承されている燻製肉がスモッグの原因であるとして、取り締まりを命じました。これに対し、市民からは非難の声が上がっています。

 

大陸メディアの報道によると、四川省達洲市は4日、重度の大気汚染の諸悪の根源は、地元で千年以上伝承されている燻製肉「ラーロウ」であると発表しました。燻製肉の製造過程において大量の煙塵や粉塵が出るため、大気を汚染しスモッグを引き起こしているとしています。地元の多くのラーロウ工場がすでに強制的に閉鎖されています。

 

20日、重慶市環境保護部門も燻製肉による「生活汚染」はPM2.5中の16%を占めているとしてラーロウ、露天での焚火や鶏肉の燻製などに対し、集中的な取り締まりを展開しました。

 

四川省 劉正有さん

「ラーロウ工場がスモッグの原因だと?無茶なことを言っています。建設が一番の原因です。環境を破壊しました。自然環境の破壊がスモッグを作りだしたのです。燻製肉でスモッグになるなんて、まったく おかしな話です」

 

四川省の市民、劉正有(りゅう せいゆう)さんは、ラーロウと鶏肉の燻製は四川省の伝統的なグルメ料理で、千年以上も昔から薪、おが屑などを用いて作っており、当局はラーロウに罪をなすりつけ、責任逃れをしていると非難します。

 

北京の環境保護活動家 張俊峰さん

「スモッグの最も主要な原因は、石油エネルギーの使用にあると思います。特に車や石炭の燃焼が根本的な原因です。二つ目の原因はごみ焼却問題です。1つは工場での焼却、もう1つは大量の生活ごみの焼却、3つ目は工場化です」

 

北京の環境保護活動家、張さんは、中国で最もスモッグが深刻なのは北京だが、周辺にラーロウ工場があるわけではないと指摘します。燻製肉が都市の大気にある程度の影響を与えるとしても、工場汚染や車の排気ガスに比べれば微々たるものであると述べています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/01/26/a1172192.html (中国語) 

(翻訳/ ナレーター/佐藤 映像編集/李)

                                                                                                                                                                     

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