【新唐人2015年02月24日】韓国では22日から2日連続で中国から飛んできた黄砂が観測され、5年ぶりに黄砂警報が出されました。市民にはできるだけ外出を控えるよう呼びかけました。
モンゴルのゴビ砂漠と中国内モンゴルからの黄砂が22日、朝鮮半島を覆いました。ソウルで23日観測された粒子状物質「PM10」の濃度は1立方メートルあたり1044マイクログラムに達し、ここ5年間で最高値を記録しました。
韓国全土の多くの地域で黄砂注意報や警報が出され、市民には外出時にマスクを着用するよう呼びかけました。特に高齢者や呼吸器系の疾患のある人はできるだけ外出しないよう呼びかけました。
ソウル市民
「4年ぶりの冬の黄砂らしいですが、喉が痛く、呼吸もちょっと苦しいので、マスクを着用しました」
韓国気象庁によると、今年はモンゴル南部と中国内モンゴルの砂漠地帯での積雪が少なく、降水量も平年より少なく乾燥していることが原因で激しい黄砂が発生し、偏西風の影響で朝鮮半島にまで飛来。黄砂は普通春に発生することが多いが、今回は異例の冬の黄砂となりました。
ソウルなどでは23日午後10時に注意報が解除されました。しかし、24日午前にも、中部地方などでは黄砂が観測されました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/02/23/a1179512.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)