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吉林省延辺で村民数百人が鎮政府を占拠

2015年03月06日

【新唐人2015年03月06日】吉林省延辺朝鮮族自治州安図県(あんとけん)二道白河鎮の宝馬村(ほうばそん)では、土地収用の補償問題で村民らが3年前から陳情を続けているものの、未だに解決されていません。3月2日から、村民数百人が鎮政府を占拠し、当局に解決を求めています。

 

地元政府は宝馬村の土地を収用する際、2013年12月30日までに補償金を支払うと約束したものの、3年過ぎた今でもまだ支払っていません。3年間の我慢の末、2日から村民数百人が鎮政府に集結し、当局の対応を待ちましたが、なしのつぶてです。占拠は3日にも続き、65歳の村民が吐血して倒れました。

 

安図県二道白河鎮宝馬村 李さん

「政府に数百人が行っています。昨日一人が倒れ、入院しました。ずっと入院中の人も2人います。土地収用の時は村民の意見も聞かず、1ムーあたり3万2400元と勝手に決めました。国家規定では、1ムーあたり10数万元と、仕事の斡旋などのアフターサービスも含まれますが、未だに返答がありません」

 

情報によると、地元政府は宝馬村の土地を何度も強制収用しています。最後の1回は2013年4月で、耕地400ヘクタール以上が収用されました。

 

安図県二道白河鎮宝馬村 王さん

「各世帯から一人ずつ政府に行っています。土地を全部収用され、開発をやっています。当初の契約では一人あたり、10数万元と、アフターサービスを保証するとありましたが、今毎月200元しかくれず、生活費も足りません。75歳以上は何もありません。補償金を一括でもらえたら商売でもできますが、このままでは餓死するしかありません」

 

白頭山の麓に位置する宝馬村にはおよそ2000人が暮らしています。村民によると、地元政府は土地収用を行う際、村民大会を開くこともなければ、村の財務帳簿を公開することもないそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/03/04/a1181933.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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