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東京の映像制作会社 医学知識を3Dのアニメに

2015年05月01日

【新唐人2015年05月01日】創業30年になる東京のある映像制作会社は、もっぱら難しい医学教科書の内容を分かりやすいアニメにしてきました。現在、教材として1000以上の医療系の学校で使われています。

 

私たちの体には病原微生物などの異物の侵入から、体を守る免疫系という防御システムがあります。

 

人体の構造や働きが3Dのアニメで解説されています。難しい医学の知識も、アニメ化されることで、分かりやすくなり、しかも覚えやすくなります。

 

医学映像教育センター 日下部真也制作部長

「勉強するとか覚えることとかいうのは、どうやっても本には勝てないと思うんですよ。映像を見ることによって、その分野に興味を持ってもらって、これは面白そうだなと思ってもらった時に、じゃあ本を読んでみようって、思ってもらえたら、成功だと思っています」

 

東京にあるこの映像制作会社は、30年以上前に設立され、医学を専門としてきました。最も基本的な人体の構造から介護医療、幼児の世話までシリーズ作品があり、多くの医学系の学校で教材として使われています。また、タブレットやスマートフォンでも見ることができます。

 

社長の話によると、会社を設立したのは東京女子医科大学の三浦教授です。三浦教授は、映像メディアには医学に通じる人材が欠けていると実感したからです。

 

医学映像教育センター 勝政和生・代表取締役

「三浦先生が東京女子医大で、教授をしていた時、テレビ局の方とビデオを作ったことがあるんです。当時 作っていたんですけれども、そうしたら、テレビ局の方は医学知識がないので、なかなか思ったような表現ができなかった」

 

しかし、わずか数十分の映像であっても、企画してから製品になるまで3か月から半年もかかります。医療のプロが何度も討論を重ねたあと、まず脚本が完成し、それからコンピューターで各臓器や細胞組織の動きなどが製図されます。

 

映像編集 大高京子さん

「内容が難しいので、できるだけ分かりやすく見せるところが、難しいかなと思っています」

 

日本は少子高齢化を迎えて、医療の分野はいっそう細分化されています。この映像制作から、医療教育の現場で払われてきた努力が垣間見えました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://ap.ntdtv.com/b5/20150428/video/147636.html?結合智慧閱讀%20直擊日本醫學影像企業(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

 

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