【新唐人2015年06月02日】６月１日夜、中国湖北省を流れる長江で客船が転覆しました。乗客乗員458人が乗っていましたが、救出されたのはわずか14人。７人の死亡が確認されました。400人あまりの乗客の安否は不明のままです。
１日夜９時半頃、客船「東方之星」が転覆しました。江蘇省南京市から重慶市に向かう途中、湖北省荊州（けいしゅう）市監利（かんり）県区間で転覆しました。客船には乗客406人、乗員47人、旅行会社のガイド５人、合わせて458人が乗っていました。
被害者家族
「昨日の５時過ぎに電話しましたが、母はとても嬉しそうでした。逆に私に気をつけてと言いました」
駆けつけた乗客の家族らは不安の気持ちを隠せないまま、救助の情報を待っています。報道によると、救助隊が船体をたたいたところ、内部から反応があったそうです。しかし、現場では１日夜、激しい雨と風に見舞われ、救助作業が難航していました。２日午後３時まで船長を含む19人を救出しましたが、５人は死亡が確認されました。残りの400人あまりの安否は不明です。
被害者家族
「想像もしなかったことです」
乗客の多くは上海と江蘇省から旅行会社のツアーに参加した50代から80代の中高年でした。転覆の原因について、当初は竜巻に襲われたと報じましたが、午後になって当局は、大雨と強風による事故であると発表しました。一方、あるメディアは、客船は事故の前に明らかに航路から外れており、操作ミスによる事故である可能性も排除できないと報じました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/06/02/a1200640.html （中国語）
（翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李）
