【新唐人2015年06月04日】乗客乗員456人を乗せた客船が6月1日、長江で転覆した事故で、確認された死者は75人に増加しました。
救助隊員は行方不明者の捜索を続けていますが、悪天候のため、捜索は難航しています。
また3日の夜、船に取り残されている乗客がいないかを確認するため、船底に穴を開ける作業を行いました。
報道によると、乗客の多くが下流に流された恐れがあるので、捜索範囲は下流220キロにまで拡大されています。
中央テレビによると死者は75人にまで増加し、依然として360人以上が行方不明です。生存者は船長など14人にとどまり、今も病院で治療を受けています。
中国の気象部門によると、事故発生当時、ちょうど暴風が吹き荒れていたそうです。中国で暴風はよくある現象ではありません。
乗客の家族
「家族を帰して」
3日、乗客の家族が上海で政府に対して抗議活動を行いました。
乗客の家族
「政府は何もしてくれない」
警察官ともみ合う場面も見られました。
乗客の家族 蔡賓さん
「皆さんご覧になったでしょう。私は当局に顔写真を撮られました。すでにブラックリストに載ったかもしれません。構いません。私にはもう家族がいませんから」
転覆した船には456人が乗っていました。これは中国でこの70年で、最も深刻な水難事故だと見られます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/06/03/a1201039.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)