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長江転覆 情報なく家族は失意のうちに帰宅

2015年06月06日

【新唐人2015年06月06日】長江で客船が転覆した事故では、当局によると、すでに300人以上の死亡が確認されました。乗客の家族は相次いで事故が起きた湖北省荊州(けいしゅう)市に向かいましたが、現場は厳重に封鎖され、情報も得られないため、家族は失意のうちに帰宅しています。

 

客船の乗客は、上海、浙江省、江蘇省の市民が多くを占めます。共産党系メディアの報道によると、地元政府は乗客の家族1200人を受け入れました。しかし地元にいても、まったく情報が得られないため、ほとんどの家族がすでに帰宅したそうです。

 

乗客の家族 劉さん

「知りません。家族は現場に入れません。何も見られないので、全員帰りました」

 

地元の市民は、ボランティアで乗客の家族を援助し、宿泊先を提供しています。黄色いリボンをつけて送り迎えをするタクシーや自家用車も少なくありません。

 

地元ボランティア 周さん

「家族の宿泊先は我々が提供するか、政府が手配しました。政府の手配した宿は知りません。現場は警察に封鎖され、行けません」

 

4日、地元の広場には、1000人ほどの市民が客船の乗客のために祈りを捧げました。小学校の塀には、奇跡を祈る黄色いリボンが結ばれています。

 

地元ボランティア 周さん

「自発的に1000人ほどが集まりました。乗客の家族は見ていません」

 

政府は情報を制限しているので、船が転覆した原因については、様々な憶測が飛び交っています。

 

地元ボランティア 段さん

「あの日、確かに嵐でした。夜9時過ぎに船がひっくり返り、救助隊員が駆けつけても、打つ手がありませんでした」

 

ひっくり返っていた船体は大型クレーン船につり上げられ、元の姿勢に戻りました。救助隊員が船底に3か所穴を開けて調べましたが、生存者は確認できませんでした。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/06/05/a1201699.html (中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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