【新唐人2015年08月06日ニュース】
中国自動車市場の成長は鈍化しつつあります。近日、中国株式市場に現れた7年ぶりの大暴落は、「すべてのマイカー購入資金を粉砕した」と、海外メディアは伝えています。
現在、中国の自動車市場は景気減速の逆風に直面しています。紙面メディアによると、多くの自動車販売会社が倒産し、今年上半期でおよそ9割が赤字状態となり、「将来的に3割が倒産する」と業界関係者らは予想しています。
ロシア国営メディア『ロシア・トゥデイ』
「中国株式市場の大暴落を含んだ、これらのことは中国の経済減速と、関係しているとアナリストは分析しています」
6月、中国株式市場に7年ぶりの大暴落が現れ、1か月に時価3兆ドルの損失が生じました。多くの投資家の資産が縮小し、その影響は拡大しつつあります。6月の中国国内自動車販売台数は前年比2.3%減、2年ぶりのマイナスとなりました。自動車メーカーは売り上げを上げるため、価格引き下げを余儀なくされています。
『ロシア・トゥデイ』
「ある自動車販売代理店は株の暴落をミンチ機に例え、自動車市場の需要を粉砕したと言っています。需要がいつ回復するのか誰もわかりません」
バークレイズ証券は、2015年第3四半期の中国自動車販売台数はマイナス成長を続けると予測しました。
また、アメリカの自動車メーカ、ゼネラルモーターズ(General Motors)の目標株価は44ドルから36ドルに下落。アメリカ自動車部品メーカーのボルグワーナー(Borgwarner)とデルファイ(Delphi)もそれぞれ70ドルから55ドル、99ドルから81ドルに下落しました。
中国市場の潜在力を見定め、世界の大手自動車メーカーは中国に巨額を投資し、事業重点を中国に置きましたが、それはすでに昔話になってしまったようです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com.tw/b5/20150725/video/153092.html(中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/萩野 映像編集/李)