【新唐人2016年3月20日】
北京、3月16日午前、中国当局の「全国人民代表大会」が閉幕、会議後恒例の記者会見が行われました。最初の質問者は、政府メディアを指名するのが慣例ですが、今年は、外国メディアの「ロイター社」でした。
過去20年余り、中国当局の両会(中国人民代表大会と中国人民政治協商会議)後の総理記者会見では、新華社などの政府メディアが最初の質問を行うのが慣例でした。しかも質問内容は、事前に総理が目を通していました。このため、今回の北京当局のこの動きは、直ちに注目を集めました。
ロイターの記者は李克強(り こくきょう)総理に単刀直入に質問しました。「中国金融市場が直面している問題と課題は何か?政府の金融市場監督強化にはどんな計画があるか?株の暴落は改革の進行に影響があるか?」総理は、柔らかい表情で答弁し、明らかに準備万全でした。
香港『蘋果日報』は、慣例を破った理由は、総理はこの機会に、「重要な問題」である株式市場について話したかったとし。「昨年の中国株の暴落が、数百万の民間投資家に大きな損失をもたらしたが、民間の不満だけでなく、上層部の権力闘争が背後に関係している」とアナリストの言葉を引用しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/17/a1258026.html (中国語)
(翻訳/小松 ナレーター/金丸 映像編集/李)