【新唐人2015年09月04日ニュース】
中国の景気減速により、不良債権の増加が懸念されいます。中国5大銀行の不良債権合計額は上半期で1364億元(約2兆5774億円)で、前年同期より1.8倍増となり、そのうち、中国建設銀行の不良債権比率は1.42%で、昨年末より0.23%上昇しました。
中国建設銀行によると、同行の上半期の純利益はほぼ横ばいですが、不良債権残高と比率は両方とも上昇し、リスク管理のための資産縮小を考えると、下半期も楽観的ではないと見ています。
中国建設銀行 楊文昇(よう ぶんしょう)副総裁
「現在のこういう状況で、新規の貸出にまた問題が起きてはいけません。実際は我々のリスク管理に求められるスキルがさらに高くなるとのことです」
同行の許一鳴(きょ いーめい)最高財務責任者は、中国人民銀行による利下げの影響などで、損失額が約80億元(約1500億円)にも昇ったと述べています。。
5大銀行の中で不良債権比率がもっとも大きかったのは中国農業銀行で、上半期に1.83%に達しており、業界平均値の1.5%を上回ります。専門家らは、中国の景気減速により、資金問題を抱える不動産会社が増えていることが、銀行の不良債権の増加に拍車をかけているとと分析しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/09/01/a1220901.html(中国語)
(翻訳/吉田 ナレーター/萩野 映像編集/李)