【新唐人2015年10月2日】1日の中国の建国記念日の前に、広西柳城県で17カ所で連続して爆発が発生しました。爆発範囲はショッピング・センター、刑務所、地方政府庁舎、バスステーション、病院などの公共施設に及んでいる。これまでの所、当局の報道によると、すでに死亡者は7人、けが人は51人、行方不明は2人なっている。中国当局の政権成立記念日直前の敏感な時期に突然発生した爆発事件について、インターネットでは大いに賑わっている。ネットでは、ユーザーは被害者の冥福を祈り、事件の原因について白熱した議論が行われている。
最初の爆発は9月30日午後15時50分に発生した。当日夜10時まで、当局の報道によると、すでに、7人の死亡、2人の行方不明、51人のけが人が出ている。ネットユーザーがアップした写真からは、爆発の現場に濃い煙が立ち上り、地面には瓦礫が散乱し、ビルの半分が壊れ、瓦礫の中から人を救出し、負傷者が運び出されている様子が伺える。
ネット写真
柳城県公安局によると、17カ所の爆発現場は、大埔镇のショッピング・センター、柳城刑務所、地方政府庁舎、柳城バスステーション、大埔県病院、農産物市場、畜産局宿舎、2軒のスーパー・マーケットなどの公共施設に及んでいる。その他、近隣の寨隆镇、沙埔镇などの場所でも爆発が発生している。目撃者によると、爆発は規則的で、午後5時30分から爆発音があり、約10分間に1回聞こえ、合計11回聞こえている。
柳州の爆発のニュースが『ウェーボー』を通して伝わり、ユーザーは震撼して、議論が巻き起こった。
「こんな残忍な事は、許してはいけない。」
「人間性がない。なんで公共施設ばっかり選んだの。」
「みんなの無事を祈っている。」
ネットユーザーは、中国のメディアが柳州の爆発事件に関して、自分たちの立場を探っていることに注目し、また、新浪ニュースの生放送は突然中止され、政府メディアの報道も前後不一致になっているという。
17時14分、柳城県安全生産監督管理局から緊急通報があり、爆発の装置は郵便小包によって引き起こされたのではないかと疑われている。同局は、刑事案件として認定し、市民に当面届く小包は開かないように要請した。
この後、容疑者の韋(い)を逮捕したと中国のメディアが「南国早報」の報道を転載した。
「界面新聞」は、夜7時の報道で、警察の内部情報によると、すでに広西融水县出身の容疑者を特定した、この容疑者は医療上のトラブルを抱え、警察が注意している人物で、医療上のトラブルが原因で社会的報復をしたではないかと報道した。容疑者の逮捕には言及していない。
その直後、中国メディアは「界面新聞」の報道を否定した。9月30日夜11時に「広西日報」の『ウェイシン』(wechat)の公告では、韋姓の容疑者が逮捕されることになったと発表した。
中国の「澎湃新闻」は、11時過ぎに、事件はテロの可能性はなく、容疑者は特定していると報道した。
爆発事件の原因は、社会への復讐か、個人の恨みか、テロ攻撃かはインターネット上では大いに賑わい、諸説が飛び交っている。
ユーザーは、「復讐でしょう、ここは田舎だからね…」
「直接請願禁止の産物ではないか。」
すぐに反論され、「一気に10個も爆弾を送るなんで、敵が多すぎないか。」
「復讐ではないよ、いろんな場所で爆発し、威力が大きいし、4階の一戸建ても崩れたよ、近くの街も爆発が発生しているよ。」
「これは個人相手ではなさそう、無差別殺人でしょう。」
「この爆弾は一般個人が作れることではないよ、一般人の反社会行動は心理学的には自ら行動を起こす事が多く、今回は絶対に組織的テロ犯罪だよ。」
「威力が大きいよ、小包の爆弾でもこんな威力なら、製造技術はプロ並みですよ。」
政治的な陰謀説も出ている。
「『大虎』の反撃じゃない?」
「絶対にそうだ、腐敗を叩くとこうなるよ、今、腐敗していない官僚がいると思う?」
「組織的で、計画的で、…徹底的な調査が必要。」
現在、柳州の爆発事件の原因は、小包爆弾だと当局は認めている。9月30日夜、広西柳城県公安局は、柳城県爆発事件の記者会見し、柳城県公安局政治委員の蔡天来(さい てんらい)氏が質問に答え、「住民の通報を受け、未だに60個の小包が処理を待っている」と言う。
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(翻訳/小松)