【新唐人2015年10月20日付ニュース】
5中全会の期日が公表された後、人事が注目の焦点となり、中国共産党太子党(注*)の精神的リーダーと呼ばれる葉選寧が、近く、公の場で姿を見せ、習を援護するものとみられる。
『澎湃ネット』10月12日の報道によると、10月11日から20日にかけて、「晴耕雨読――葉選寧習字展」が岳麓書院で開幕され、10月11日午前、葉選寧が夫人の銭鈴戈と親友の黄永玉及び百名余りの各界の関係者らが開幕式に参加した。今回の習字展は、北京栄宝斎と広州美術館の習字展に続く3回目で、葉選寧の1996年から2009年までの98枚の作品を展示しているという。
葉選寧は中国共産党長老の葉剣英氏の次男で、少将官職にあり、1938年香港生まれ、広東省梅県人である。中国共産党3大諜報機関である総政連絡部部長とスパイ機構の凱利グループの総裁を務めていた。総政連絡部の実質的なトップ、太子党のボス、精神的リーダーと呼ばれ、右腕が働かなくなったため、「片腕将軍」とも呼ばれている。太子党の中で非常に声望が高く、かつて中央の命令を受け、中国共産党の党、政、軍各要員の動向を監視していた。
2012年、中国共産党第18期大会の前の大混戦時、葉選寧は習近平に強力な支持を与え、江沢民派に公然と反目した。情報筋によると、葉と習の両家族は、親の葉剣英と習仲勛の時代から仲が良かった。習近平のトップ就任前から、肝心な時期に葉家族はいつも公の場で発言して習近平を後押しした。葉選寧は総政連絡部長在任中にひそかに3000名の太子党を海外へ留学させた。18期大会後、葉が習近平に大きな期待をし、習の反腐敗を強く支持し、3000名の太子党伏兵の指揮権を習に譲ったという。今回の葉選寧習字展が大きく報道されることは、5中全会での習の人事布陣を強く支持しているものと考えられる。
(注*:中国共産党の高級幹部の子弟等で特権的地位にいる者たちのこと、あるいはその総称である。)
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/10/14/a1229382.html (中国語)
(翻訳/張揚)