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中共官界の大震動が間もなく開始

2015年11月16日
中共官界の大震動が間もなく開始

【新唐人2015年11月16日付ニュース】

 

11月6日、寧夏自治区の最初の虎、自治区副主席・白雪山が調査を受け、11月10日、上海の最初の虎・副市長の艾宝俊が職務停止、調査を受け、11月11日、北京市の最初の虎で、副書記の呂錫文が失脚した。今までの上海、北京に虎なしの噂が破れた。習近平は虎叩きの最も難しい上海と北京を最後に置いた。

 

 北京の最初の虎が現れる前に、習近平は約一年の調整と布陣を行った。2015年1月11日、北京市組織部が今年の人事異動リストを発表し、北京16の区、県のうち9つの区、県の指導者グループを含め、81名の中間層幹部の職位が調整された。2月、北京市政府がさらに105名の中間層幹部の任免を発表した。3月、習近平の福建省旧部下の王小洪は北京市公安局長に赴任した。5月24日の『新京報』の報道によると、首都鋼鉄国有企業、北京出版グループ、北京都市建設グループを含め、さらに87名の中間層幹部の任免命令が発令されたという。

 

 今年に入ってから頻繁に行われた北京市の人事異動に関しては、香港のマスコミは「北京が政治経済の要地として、各派の勢力の集中するところであり、頻繁に行われた人事異動は習近平が勢力を固める以外にセキュリティを強めることも一つの原因と考えられる」と報道した。北京の時事評論家の章立凡は、「北京市の今年の人事異動は次の虎叩きのために布陣したもので、目標は離職された官員とは限らず、彼らよりずいぶん官職の高い官員になるか、もしれない」とコメントした。

 

 香港の『前哨』雑誌は、「習近平の反腐敗キャンペーンは、旧勢力の強い反発にあった。特に江沢民の四大地盤:北京、上海、江蘇と深圳からの反発が強く、その中、北京は最も重要なところとみられる。」と報道した。

 

 上海、北京の最初の虎が現れたのは反腐敗の一つの重要な動向で、中共官界の大震動が間もなく始まると見られる。しかも、両直轄市の最初の虎がほぼ同一の時間に現れたのは、江沢民陣営の勢力を分散させ、両方を同時にかばうことができないように取った戦術とも考えられる。いずれにせよ、江沢民陣営の本拠地である上海と北京での虎叩きは正式に始まり、反腐敗キャンペーンの対象がもはや最後の黒幕である江沢民と曾慶紅を指し示しているといえる。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/11/12/a1235260.html (中国語)

(翻訳/張陽)

 

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