【新唐人２０１５年１２月１１日付ニュース】
中国人民銀行が月曜日に公表したデータによると、１１月末の外貨準備高は３．４３８兆米ドル。１０月と比較して、８７２.２億米ドル減少し、予想以上に下落したことを示しました。人民元中値が３カ月の低値を記録し、資本流出の加速が人民元に更に大きな圧力をかけると予測されます。
先月、わずかな回復を見せましたが、１１月に外貨準備は再び下落し、１０月より８７２億米ドル下げ、３．４４兆米ドルを切り、今年二番目に大きい下落となり、２０１３年２月以来、最低値を記録しました。
中国の外貨準備高が予想以上に減少した事に対し、分析によると、中国の景気減速と人民元を切り下げたため、資本流出が加速、外貨準備が減少につながり、人民元の見通しが暗くなっていると考えられています。
HSBCアジア太平洋コンサルタント梁兆基（りょう ちょうき）さん
「長期の予測では、切り下げが続き、２０１６年の人民元の切り下げ幅は、２－３％と予測している」
人民元の米ドル中値は６．３９８５となり、０．２１％引き下げ、３カ月の最低値になりました。
大和証券は、２０１６年末の人民元と米ドルの為替レートを７．５：１と予測しています。１１月３０日で人民元がSDRに含まれ、中国人民銀行の支えを失い、引き下げられる道が開かれたと海外の金融機関はみています。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/12/08/a1240197.html （中国語）
（翻訳/小松 ナレーター/佐藤 映像編集/李）
