【新唐人2016年2月13日付ニュース】
北朝鮮による長距離弾道ミサイルの発射に関連して、韓国側が南北共同で運用する開城(ケソン)工業団地の操業を全面的に中断するのに対し、北朝鮮は強く反発し、団地内の韓国人を追放すると発表しました。
韓国政府は10日、北朝鮮による核・ミサイル開発の資金源を断つため、南北共同で運用する開城工業団地の事業を停止すると発表。
これに対し、北朝鮮側は「危険な宣戦布告だ」とし、11日、団地内すべての韓国人を追放し、団地内の韓国の資産と設備を凍結するとともに、工業団地を閉鎖し、軍事統制区域にすると表明しました。
10日から、韓国と北朝鮮の国境では韓国に戻る車両で混み合っていました。
韓国看護師 金洙熙さん
「私たちは冗談で工業団地が閉鎖されるかもしれないと言いましたが、本当にそうなるとは思いませんでした。個人的には北朝鮮の住民に申し訳ない気持ちもあります。なぜなら彼らが逆にもっと心配してくれるからです」
北朝鮮は7日、人工衛星を乗せた長距離弾道ミサイルを打ち上げたと発表して、国際社会から強く非難されています。
韓国は今回北朝鮮が発射した長距離弾道ミサイルの残骸を公開しました。韓国国民からも北朝鮮を厳しく制裁するよう抗議活動を行っています。
抗議参加者 朴成元さん
「韓国民衆と国際社会は、金正恩が長距離弾道ミサイルの発射と4回目の核実験を行ったことを強く非難します。北朝鮮を厳しく制裁し、開城工業団地を撤退し、水道、電気を切断し、国連で決議することを求めます」
今回のことを受け、アメリカ参議院は賛成96票、反対0で、北朝鮮に対する制裁を拡大することを決めました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/02/11/a1252260.html(中国語)
(翻訳/吉田 ナレーター/水田 映像編集/李)