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中国教育部が国家と党の概念を混同、再洗脳

2016年02月14日

中国教育部が国家と党の概念を混同、再洗脳

 

【新唐人2016年2月15日付ニュース】

 

最近、中国教育部は小、中、高の各学校へ愛国に関する公式指令文書を発令しました。又、香港、マカオ、台湾の若い学生にも愛国教育を徹底させる様通達しました。これは、中国政府が政治危機を回避するため、「愛国」と「愛党」の概念を混同させて、国民への再洗脳を図るものだと批判されています。
 

この文書の中で、愛国の意識を高める為に「微博(weibo)」と「微信(wechat)」などのSNSを利用するよう指示しました。

 

当局は愛国教育を学生の素養教育の中心とし、各科目の教材として取り込み、教学の実践などをテスト評価の対象としています。

 

また、愛国教育と専門教育を融合させ、全国の高等学校に、「祖国を愛し」、「永遠に党に従う」のイベントを展開するよう指示しています。

 

元中山大学講師李業興(り ぎょうこう)氏
「実際、これは常套手段です。愛国と愛党を混同させる目的は統治の強化です。これは1つの危機感でもあり、自分自身の統治の合法性、安定性の危機に直面しているため、コントロールを強化し、教育に力を入れようとしているけれど、ネット社会の現在では効果が期待できないと思います」

 

そのほか、教育部の文書は、香港、マカオ、台湾の若い学生への愛国教育の強化も強調しました。

 

香港社会運動参加者厳敏華さん(げん びんか)
「簡単に言えば、思想コントロールです。かつて、学民思潮(がくみんしちょう、en:Scholarism、2011年5月29日に成立した香港の学生運動組織)が成立し、反国民教育が社会の反響を受け、大きな支持を得て、傘革命の種を植えました。この世代の香港人はこのような洗脳教育を受け入れません」

 

教育部の公式文書に対して「教育部と宣伝部が合体できる」、「永遠に党に従うなんて、恐ろしい!」等、ユーザーの書き込みがあります。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/02/11/a1252247.html (中国語)

 

(翻訳/小松 ナレーター/萩野 映像編集/李)

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