【新唐人日本2011年6月5日付ニュース】中国の新疆北部で大量のイナゴが発生し、深刻な被害をもたらしています。気温の上昇と共に更なる拡大が懸念されています。
新疆北部では高い気温が続き、深刻なイナゴ被害が発生。新疆イナゴ対策弁公室によると、新疆の害虫災害は今年に入って深刻化しているそうです。
塔城蝗鼠測報ステーション責任者:「草原の虫害は毎年発生しています。ただ程度の問題です。地区全体の発生面積はすでに500万ムー、去年より増えています。今年は高温の日が集中し、一気に発生しました。去年より10~15日早いです」
専門家によると、気温の上昇と共に、6月上旬にはイナゴの孵化が更に進み、被害が拡大する可能性があるとしています。
塔城蝗鼠測報ステーション責任者:「すでに20万ムーで予防を実施、鳥の巣に鳥がたくさん来ました。10~20万羽はあるでしょう。70万ムーの予防ができます。主に生物による予防です。鳥が少ない地方は生物製剤を噴霧し広い処は農薬を使用します。
新疆ウイグル自治区治蝗滅鼠指揮部:「気温が高いので虫害は発生したばかりです。データは今統計中で公表できるかどうかは上司の指示によります」
新疆の草原面積は8.6億ムー。新疆イナゴ対策弁公室によると、今年は草原の3割で虫害が発生し、2010年を上回る見通しです。
新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/06/03/a541421.html.
(中国語)