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中国の養豚場で大量6000トンの有害物質発見【禁聞】

2016年03月20日

【新唐人2016年3月20日】

 

昨年9月末、雲南省の実業家周建鋼(しゅう けんこう)氏が、『新浪微博』(シナウェイボー)で、江蘇(こうそ)省靖江(せいこう)市の養豚場に1万トン以上の有害廃棄物を埋め立てたと告発しました。わずか1日で25万アクセスを集め、社会に大きな懸念を引き起こしました。現在、「靖江毒地」から6千トンの有毒廃棄物が掘り出され、環境保護部門は不満の的となっています。

 

『北京青年報』3月12日の報道によると、江蘇省環境保護局局長陳蒙蒙(ちん もうもう)氏が、インタビューで、昨年10月「靖江毒地」から5千9百トンの「有害廃棄物と疑われるもの」が掘り出されたと認め、「有害廃棄物と疑われるもの」の表現について、現在、鑑定中で、すべて有害廃棄物質かどうかは判断できないと言葉を濁しました。しかし、民衆が関心のある、廃棄物の危険度と汚染度及び対処法に関しては、言及しませんでした。

 

『北京青年報』は、昨年、「靖江養豚場の地下に埋められた危険廃棄物は江蘇揚農(ようのう)化工集団と江蘇長青(ちょうせい)農化のもので、それ以外に、養豚場の前身である候川(こうせん)石油化学も多数の化学企業の廃棄物を処分した」と報じました。

 

養豚場長で告発者である周建鋼氏が、黒い化学残留物を掘り出し、専門機関で鑑定した結果、3%の揮発性有機化合物が35種類含まれ、うち、トルエンとトリクロロベンゼンが約40%を占めていました。

 

国立台湾師範大学化学科教授呉家誠(ご かせい)氏
「トルエンとトリクロロベンゼンは発癌性があり、ベンゼンは揮発性が高く、空気に入りやすい。その影響は血液の癌とリンパ癌を発症させる可能性が高い。特に成長中の子供に影響しやすく、血液の癌とリンパ癌は問題だが、肝臓、さらに呼吸器官にも危険だ。塩素の含まれる化合物も同じで、人体の肝臓疾患を引き起こし、肝臓がんを発症させる可能性があります」

 

有害化学物質、廃棄物の埋立ては、人体に悪影響があるほか、環境への影響については計り知れないことを、環境保護者は指摘しました。

 

中国民間の水専門家張俊峰(ちょう しゅんほう)氏
「有害物質を埋め立てるだけで、何の処理もしなかったら、環境に大きな危害を与えます。もし近くに水源があったら、大変危険です。有害物質は水とともに移動し、周辺の住民やほかの河川にも流れ込み、被害を広げてしまいます」

 

『中央テレビ』の報道によると、汚染された土地の面積は、バスケットボールコート20個分に等しく、揮発性有機ガスの値は測定不能になっています。

 

最も信じ難いことは、このような大規模な有害化学廃棄物の埋立てが、2001年から始まり、2014年まで続き、元候川石油化学工場長が癌で亡くなり、工場が閉鎖され、その後、養豚場となり、この10何年の秘密を雲南省の実業家周建鋼氏に告発されるまで、環境保護局は本当に何も知らなかったのでしょうか?

 

周建鋼氏は、昨年7月、すでに靖江市環境保護局に実名で通報し、2か月後、有毒な有機物が検出され、案件は靖江市公安局に移された後、動きがなくなり、焦った周建鋼氏は何度も催促しても無駄で、仕方なくネットでの告発を選び、関係部門の注目を引き付けることになりました。

 

周建鋼氏は、「毒性があることを確認できたわけで、しかし市環境保護局は政府に報告をしなかったのか? 危機管理をスタートし、周辺住民に警告を発するべきではないか」とメディアに話しています。

 

呉家誠氏
「いずれにせよ埋められた化学物質が、長期にわたって環境に影響を与えている。すぐに取り除くか、または周辺住民を隔離させるかしないと、悪い影響は継続することになります」

 

「靖江毒地」の処理に関して、江蘇省環境保護局局長陳蒙蒙氏は、関係企業に2千万人民元の前期資金を出させ、靖江市にも1千5百万人民元を割り当てると発表しました。これに対し、ネットでは不満が爆発。「なぜ、税金で政府と悪徳企業の尻拭いをしなければならないのか」と怒っています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/15/a1257621.html (中国語)

 

(翻訳/小松 ナレーター/金丸 映像編集/李)

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