【新唐人2016年4月11日】
香港特別行政区の梁振英(りょう しんえい)行政長官が、特権を乱用し、空港職員を使って香港辺境禁区(香港と中国境界領域に設けられた住民以外の立ち入りが制限される区域)に娘の荷物を持ち込ませたことが発覚しました。香港民衆から非難の声が上がり、反対派連盟は強く説明責任を求めました。
反対派連盟議員は立法会財務委員特別会議で、事件は香港の航空安全を脅かすとし、関係部門に徹底的な調査を要請しました。
立法会議員 陳家洛氏
「良いものを学ばず、大陸の悪い風習だけ学び、役人同士が互いにかばい合い、嘘偽りを言います。俺のオヤジは李剛だのように、車で人をぶつけて死なせても、弁償しなくていいと思うのか。俺のオヤジは梁振英だ。荷物を運んで来なさいなんて、憚らずに言い、悪の極みです」
公民党は記者会見で、香港空港管理局と運輸・住宅局に対し、民衆に説明するよう促しました。
公民党党首 梁家傑氏
「特別区行政長官のタイトルがそんなに気に入っているなら、自分の名前を放棄して、梁行政長官に改名すれば、死ぬまで呼ばれ続けられます」
反対派連盟議員らは特別区行政長官オフィス前で抗議を行いました。
新民主同盟議員 譚凱邦氏
「梁振英は今回の恥ずべき事を説明し辞職すべきです。それを強く勧めます。廉政公署は今回の深刻な違反について、政府関係者の失当行為に当たるかどうか直ちに調査すべきです」
民主党は、今回の職権乱用を強く批判し、香港が中国大陸の一都市にならないよう、保安局長に徹底究明を促しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/04/08/a1261521.html (中国語)
(翻訳/王大同 ナレーター/水田 映像編集/李)