【新唐人2016年07月07日】
リオオリンピック開催まで30日となったブラジルだが、7月5日、リオ市内の有名なビーチで珍しい「スーパー耐性菌」が発生したとのニュースが流れ、ジカ熱に続く新たな難題に直面している。
科学者によると、このスーパー耐性菌は医療施設の下水道の汚染水に混じり、リオの排水系統に入り込んだ後、海に流れ出したものだという。
研究者は1年を費やしてリオ市内の有名なビーチ5カ所で海水の水質検査を行った。
海水検査研究に携わった首席研究員は、「沿岸部の海域でさまざまな濃度の細菌を発見した。水質汚染との関連性が高い」と話す。
リオ市内の基礎衛生施設が整っていないことがスーパー耐性菌の拡散をもたらしていると専門家は見ている。
このスーパー耐性菌が今後どれほど大きな脅威をもたらすかは分からないという。
これを受けて、リオ市長は同日、すべての困難を乗り越え、リオオリンピックを成功する自信があると述べている。
オリンピック開催まで30日を切ったが、まだ完全に建設が終わっていないオリンピック関連施設もまだある。
財政難に加え建設の進度が著しく遅れており、現在政府が建設を急いでいる。1カ月以内にはリオオリンピック関連の準備を終えたいとしている。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/06/a1274751.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/尹)