【新唐人日本2011年7月15日付ニュース】6月30日に開通した北京―上海間の高速鉄道。開通してわずか半月でトラブルが続出しています。中国鉄道省は設備の故障と説明しましたが、専門家は建設管理体制と工事の品質を指摘します。
7月10日、落雷により北京―上海間高速鉄道の架線に障害が発生。19便が遅延。12日、電力供給設備が故障し、緊急停車。11便が遅延。連日の豪雨により、南京駅では雨漏りが発生し、天上の横梁が断裂し、地盤沈下が現れました。
北京交通大学研究所 李紅昌教授:「わが国の建設管理体制と大きな関係があります。これは深刻な現象です。品質に問題が現れたことを物語り、間違いなく建設の品質問題です」
高速鉄道のトラブル続出に対し、鉄道省の公式サイトでは、北京―上海間の宿州近くの電力供給設備の故障が原因で、列車とは関係ないと説明。
ネットの書き込みによると、走行中の列車から火花が飛び散り、減速後の時速は70キロ未満だったそうです。
北京交通大学研究所 李紅昌教授:「先ずは 建設管理体制に問題があります。次は 品質監督管理にも問題があります。三つ目は 施工業者が使用した資材の品質施工技術などにも問題があります」
中国最長の運行距離と最大の投資額を誇る北京―上海間の高速鉄道。開通わずか半月で、安全を脅かす数々の問題が続出しています。
北京交通大学研究所 李紅昌教授:「路線全体の品質が不合格もうちょっとすると地盤が沈下し、列車が高速で走行すると安全問題が発生する可能性があります。前期の品質管理が行き届かないと後期安全の潜在的なリスクになります」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/07/13/a559232.html. (中国語)