【新唐人2011年7月19日付ニュース】中国の今年前半の経済成長率は、去年の同時期に比べて1.5％下がりました。これについて専門家は、政府がインフレ抑止のためにとった金融引き締め策のため、中小企業の資金繰りが困難になったと政府のやり方を酷評しました。
当局によると、今年前半の中国の経済成長率は9.6％。去年の同時期よりも1.5％下がりました。中国の輸出の伸びにも、すでにかげりが見えています。消費に関しても、3月以降、毎月下降傾向が続いています。これは政府の取った金融引き締め策が背景にあると専門家は指摘。
北京大学光華管理学院 陳玉宇教授
「後半 さらに悪化します。高成長では一定のインフレ圧力があります。通貨政策で金利が上がり、中小企業が経営困難になりました。この2つの原因で、今年後半は 4～6月よりも良くなりません」
中国の中央銀行は、アメリカとは違い、通貨政策で取れる選択肢は限られているとも指摘します。
北京大学光華管理学院 陳玉宇教授
「中国の外貨準備高は巨額です。一方 中国の中央銀行は力がなく、売買する国債すらありません。だから残るは預金準備金です。しかしこれで金融対策をするのは最悪の政策です。頼りになる経験もなく、精度も高くありません。これは中国の大きな賭けです」
中国の経済成長の減速は、予測を超えていたとする専門家もいます。貸し出しの基準を緩めるなど、もっと柔軟に対応すべきだと訴えました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/07/16/atext560819.html.-货币紧缩政策致中国经济增长减速.html
