【新唐人2011年7月29日付ニュース】中国で起きた高速鉄道の事故に対し、当局は一部の犠牲者の名簿を発表したものの、行方不明者の数と名簿はいまだに触れていません。そこで乗客の家族はミニブログを使って、家族の安否情報を寄せるよう呼びかけています。
さらに、乗客の家族は当局に対し事故の真相を求め、横断幕を掲げてデモも行いました。中国社会でも、真相を明らかにするよう訴える声は高まる一方です。
ここ数日、事故で家族が行方不明になった人たちがミニブログで家族の情報を呼びかけています。あるボランティアは、70名の行方不明者名簿を作りました。
乗客・邢さんの夫:「私の妻と私の娘まだ見つかっていません。電話で問い合わせると仕方がない 、見つからないと言われました。私もどうしようもありません」
ネットでは、行方不明者は百名近いと言われています。病院に駆けつけた家族もいますが、何の手がかりもありません。
黒龍江省 于さん:「これは隠すことではなく、向き合うべきことです。歴史さえ認めない国に何の発展があるのでしょうか」
中国では列車に乗る際、実名登録制を実施。当局には乗客すべての名簿があり、行方不明者の調査は容易なはずですが、なぜ発表を遅らせるのでしょうか。
上海の作家 夏文煜さん:「昨日 友人が現場に行って、写真を撮りました。4~6両が事故に遭ったので満員だったとすると800~1200人はいたはずです。なのに当局は数十人だと言います、ありえないでしょう」
あるミニブログに転載された関係筋の話によると、事故による死者は259人、負傷者は183人、行方不明者は154人。当局と民間の数字の大きな差を受けて、中国では事故の真相を求める声が高まっています。
新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/07/28/atext565769.html.-官方瞒失踪者下落-民众要求真相.html