【新唐人日本2011年8月3日付ニュース】中国の高速鉄道の追突・脱線事故発生後、香港では連日、人命を粗末に扱う共産党当局を非難する活動が続いています。31日、真相を求める大陸の民衆に応じ、香港でもデモが行われ、真相の究明と一党独裁の廃止を求めました。
200人あまりの“人民力量”のメンバーたちが黒いTシャツを身にまとい、湾仔のゴールデン・バウヒニア・スクエアに集合。手に花を持って、犠牲者に3分間の黙祷をささげました。
“人民力量”主席 劉嘉鴻氏:「死者数は本当に、39~40人だけなのか?はっきりしていません。次に中共政府のやり方は、賠償金で真相を隠そうとしています」
香港市民:「大陸の横暴さと人命無視に抗議します。人間を雑草やごみ扱いし、事故発生後度重なる豪語のみです」
香港の子供:「政府は豪語で国を治めてはいけない、事故の真相を教えて欲しい」
現場には中国大陸からの観光客の姿も見られました。
中国湖北省の観光客:「中国は何かを隠している感じです。大部分は国民に公開されていない」
近日、中央宣伝部は報道禁止令を発令。それには中国人も不満を示します。
中国湖北省の観光客:「ネット上ではすでに一部が禁止され、事件の経緯に対する、メディアの報道も禁止されました。でも知らないほど反発します」
北京の観光客:「庶民には事情を知る権利を与えるべきです」
デモ隊は終点の中央政府香港連絡弁公室の前で、哀悼儀式を行いました。一方、中国のネット上では、31日、各地の公共の場所で3分間の黙祷をささげ、その後政府に陳情しようとの呼びかけが現れました。
新唐人テレビがお伝えしました。