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鉄道事故遺族の怒り 温家宝も沈黙

2011年08月02日
 
【新唐人2011年8月3日付ニュース】高速鉄道事故の真相について、中国当局はいまだに遺族の納得の行く説明をしていません。一方、最近温家宝首相と遺族が非公開で交わした対話の内容がネットで公開されました。温首相も、ただ沈黙するしかないと述べました。
 
中国当局は、事故の真相について、いまだに遺族の納得の行く説明をしていません。一方、7月28日、温家宝首相は温州のあるホテルで、事故の遺族と対面しました。中央人民ラジオ局は、温首相と遺族の対話の録音をネットで流しました。遺族からは、怒りの声がもれました。
 
息子と嫁、孫を一瞬にして奪われた老人は、早々と救出を打ち切った当局を糾弾します。
 
息子と嫁・孫を奪われた遺族:「ここには救出時間の問題があると思います。当局は早々と救出を打ち切って、現場を片付けました。列車運行のためです。この考え方は救命第一ではありません」
 
夫を亡くした女性は、知らせを受けたとき冷静さを保とうとしたものの、当局のやり方には我慢ならないといいます。
 
夫を亡くした女性:「見るに耐えませんでした。想像とはまったく違います。元気だったのに頭が割れて、全身血だらけで汚くて、遺体さえ清められていません。国からの死亡通達もありません。自らネットで調べたのです。死亡証明がほしいのに、それすら解決できないなんて」
 
当局の賠償の仕方にも、遺族は不満です。
 
夫を亡くした女性:「来た途端 金の話でした。最初は17万元、人が死んだのです、金がほしいのではありません。それからまた交渉があり、昨日は50万。白菜の売買みたいです。17万とか50万とか、私は理性を失っていません」
 
ある女性の夫は、1歳4ヶ月の子を残して亡くなりました。
 
夫を亡くした妻:「鉄道省のやり方はひどいです。夫の遺品の腕時計が見当たりません。どう処理したのかと問うと警察に渡したから探し出せないと言いました。でも夫が亡くなったのです。形見くらいほしいです」
 
では、温首相はどう対応したのでしょうか。
 
温家宝首相:「人の命はお金で買えません。遺族の言い分はもっともです。お金ではなく命がほしい、我々も返す言葉がありません」
 
また温首相は、当局の救出活動が不十分だったことを認めたほか、調査結果に基づき、責任者を処罰し、適切な賠償をするとも約束しました。
 
評論家 李天笑さん:「共産党の一貫したやり方を見れば、それは難しいでしょう。共産党はずっと真相を隠してきました。内部で重大な発見があっても政治闘争に利用するものの、市民に公表はしません。政府に不利ではないものを選び公表し、人々の怒りを鎮めます」
 
しかし、興味深い事実があります。温首相は事故発生の6日後にようやく事故現場に到着。温首相によれば、病気で11日間伏せていました。しかし、関係資料によると、この11日間、温首相の活動は活発だったそうです。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
-【禁闻】动车案家属连珠放炮-温家宝无言.html
 

 

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