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高速鉄道事故「完全に避けられた事故」

2011年08月14日
 
【新唐人2011年8月15日付ニュース】大きな犠牲を出した高速鉄道事故、そして事故処理のまずさで国内外から批判を浴びた中国当局。先日、事故の調査チームが調査結果を発表しました。これは完全に避けることのできた、起きてはならない事故だったと断じています。
 
8月11日、中国鉄道省傘下の中国北車は、北京と上海を結ぶ高速鉄道で使われていた車両「CRH380BL」54編成を順次リコールすると発表。開通以来、この車両の故障が絶えなかったためです。リコールの後は、北京上海間の高速鉄道の運行本数も、現在の88本から66本へと大幅に減らされる予定です。
 
中国情勢アナリスト 南匈奴さん:「彼らの話は信じられません。肝心なのは我々がどう関与するかです。つまり共産党は信じられません。国営企業は独占利益を決して手放しませんから」
 
車両のリコールが発表された日の午後、当局の事故特別調査チームが会議で、システム上深刻な欠陥があったほか、緊急処置と安全管理にも問題があったことを認めました。とりわけ、これは避けることのできた、起きてはならない事故だったと強調。しかし、事故の直接あるいは間接的な原因について、調査チームからはいまだに具体的な報告がありません。
 
時事評論家 章天亮さん:「事故は一つの部門の責任ではなく、背後には無数の違法行為があります。汚職や腐敗など。だから事故の後、制度の原因を追究しないで技術的な問題で終わらせれば、別の問題がまた起こります」
 
新唐人テレビがお伝えしました。
-调查组:“7.23”温动事故-完全可以避免.html
 

 

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