【新唐人2011年8月19日付ニュース】先日、四川省で、あるチベット僧が地元政府の前で焼身自殺。当局は1000人もの兵士や警官を出動させました。さらにこの活動に加わった者は,問答無用で殺せとの命令も出たそうです。
四川省チベット自治区のある若い僧侶が8月15日、地元政府の前で焼身自殺をしました。ガソリンを飲み、体にふりかけると、大量のビラを撒き、「チベット人は自由がほしい」「ダライラマの帰国を許してほしい」と叫んだ後、体に火をつけました。
チベット亡命政府のある国会議員によると、2008年のチベット僧による大規模な抗議の後、中国当局は各寺院に対し、厳しい監視を開始。7月6日のダライラマの誕生日、各寺院とも祝賀活動があったものの、当局は寺院の水や電気を止めました。これが僧侶たちの不満を呼びます。
焼身自殺をしたチベット僧の寺院に対し、当局は遺体を渡すよう要求。さらに1000人もの兵士を出動させ、寺院を取り囲みました。当局は、寺院の電気や水を止め、兵糧攻めを断行。出入りも制限しているため、地元住民は寺院に近づくこともできません。
チベット亡命政府国会議員 格桑堅賛さん:「我々が得た最新情報によると住民を遠ざけた後 街を包囲すると軍はある命令をしました。寺院の活動を支援する者はみな殺してもかまわないと市民は激昂しており、地元情勢は緊迫しています」
これは今年に入って、2件目のチベット僧による焼身自殺。チベット族への弾圧や宗教活動への干渉へ抗議するためです。3月、やはり四川省のあるチベット僧が、当局の強引なやり方に抗議し焼身自殺した後、300人のチベット僧が連行されたものの、彼らの消息が途絶えています。
新唐人テレビがお伝えしました。
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