【新唐人日本2011年9月8日付ニュース】最近、中国・河南省でまたもや知的障害者を使った奴隷工場が発覚。誘拐や人身売買で闇レンガ工場に連れて行かれ、過酷な労働を強いられていたそうです。
中国各地の闇レンガ工場では、少年工や知的障害者をこき使って、奴隷のように働かせています。報道によると、4日、河南省登封市のレンガ工場で、知的障害者5人が強制労働させられているとの通報がありました。長い人で3ヶ月以上働かされ、救出された障害者らは家の住所さえ言えなかったそうです。
北京の人権派弁護士によると、河南省鄭州市では90年代からすでに奴隷工場が暴露され、問題になっていたといいます。
北京弁護士 江天勇さん
「現在でも河南鄭州周辺にはまだこのような事があります。山西省にも闇レンガ工場があります。闇工場のような奴隷工場は全国どこにでもあります」
同日、地元テレビ局が知的障害者の取引ネットワークを暴露。ある記者が8月14日、知的障害者に扮して駐馬店駅付近でうろうろしていたところ誘拐され、闇レンガ工場に連れて行かれました。調査の結果、河南省各地の闇レンガ工場の存在が明らかになり、知的障害者が少ないところで5人、多いところは10数人いたそうです。障害者らは悪臭のひどい、狭い簡易部屋で、食事も満足に与えられず、長時間奴隷のようにこき使われていたそうです。
北京弁護士 江天勇さん
「結局は中国の体制の現状がこのような問題を招いています。中国政府の各部門は利益がないと積極性はありません。闇工場が奴隷を使っていますが、実は一部の政府官僚も絡んでいます。情報を伝達したりしています」
あるメディアは、中国当局が腐敗した体制を擁護する限り、奴隷工場はなくならないと嘆きました。
新唐人テレビがお伝えしました。