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孤独で生活に苦しむ「留守老人」

2011年10月07日
 
【新唐人日本2011年10月7日付ニュース】旧暦の9月9日は中国の“敬老の日”。高齢者の健康と長寿を願う日ですが、中国の農村では“留守老人”たちが苦しい生活を強いられています。農作業で生計を立てるほか、孫の面倒も見なければなりません。報道をご覧ください。
 
中国メディアの報道によると、留守老人はすでに農村人口の主体となっています。現在、農村の留守老人は4千万人に達し、うち、65歳以上の高齢者が半分を占めます。都市部の年寄りに比べ、生活の保証がない上、精神的に頼るところもありません。
 
河南省の留守老人によると、息子が出稼ぎに行ったため、夫婦で農作業をしながら孫の面倒を見ているそうです。
 
河南省の留守老人:誰もが老後には子供と一緒にいたい、近くにいると安心です。こちらではみな子供は出稼ぎに行き、年寄りは家で孫の面倒を見ます。出稼ぎに行かないとお金がないから
 
9月末、湖南省で留守老人が死亡。1歳8ヶ月の孫娘が一人ぼっちで取り残されましたが、1週間後にようやく発見。祖母の死体は腐乱し始め、1週間飲まず食わずの孫娘の身体にも全身うじ虫が湧いていたそうです。
 
河南省の留守老人:子供が近くにいないと不便です。今は同居は少ないので、ほとんど老人夫婦だけ、またはおばあさんだけ、おじいさんだけで、子供とは一緒にいないです
 
中国農村部の留守老人は、生活の保障や基本的な医療保障がなく、畑仕事の重荷を背負いながら苦しい老後を送っています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
 
 

 

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