【新唐人日本2011年10月12日付ニュース】中国福建省アモイで6日に発生したタクシー運転手によるストは、拡大を見せています。ストに参加していないタクシーが破壊され、多くの道路がマヒ状態に陥りました。ネット上の情報によると、スト破りの運転手が襲われ、死亡者も出ています。
6日、アモイのタクシー運転手およそ6千人がストライキを実施。タクシー会社への上納金引き下げや初乗り料金の引き上げを求めました。
運転手によると、一日の売上げは約500元。上納金220元、ガソリン代200元を差し引くと残るのは80元。これでは家族を養えません。
運転手らは国際展示センター前の交差点に集結。武装警官隊との衝突も発生したそうです。
ミニブログの情報によると、ストに参加していない海峡タクシーの女性運転手が万達広場で刺されて死亡。盈華タクシーの男性運転手も刺されて重傷。メディアはストの情報を封鎖しているそうです。
このミニブログはまもなく削除され、“万達広場”も敏感キーワードになりました。
アモイのタクシー運転手はおよそ1万人。大半は河南省からです。今回のストは三つの民間タクシー会社の運転手から火がつきました。
アモイ市民 張さん
「河南籍の運転手らが街頭に出ました。主な原因はガソリンと 税金が高すぎる、新たに1000台のタクシーが増やされたことで、元のタクシーの価格が下がったので、彼らは自発的にストを組織し、早朝3時まで続きました」
一方、国営の海峡タクシーの運転手はほとんど現地人で、待遇も比較的に良いため、ストにはほとんど参加していないそうです。
近年、中国ではガソリンの高騰、高すぎる上納金や税金で、タクシー運転手の収入は減る一方だそうです。重慶、長春、広州、温州などでも近年ストが頻発し、9月には浙江省の杭州で、タクシー運転手千人が3日間、ストを実施し、世界的なニュースになりました。
新唐人テレビがお伝えしました。
厦门的士全城罢驶 两名司机被捅.html
(中国語)