HOME > ニュースページ > 社会 > 詳細

陳情者 拉致されて奴隷労働者に

2011年10月22日

 

【新唐人2011年10月23日付ニュース】北京に陳情した湖南省のある農民が、拉致された後、奴隷労働者にされていたそうです。1ヵ月後、隙を見つけて逃げ出しました。10月19日、中国の新聞「南方都市報」が伝えました。これは、陳情者迫害の新たな手段だといわれています。
22-49
湖南省の農民で今年57歳の陽湘正さんは、不動産トラブルのため、今年6月8日、北京に3度目の陳情をしました。北京西駅で野宿していると、9日の明け方、正体不明の人物に河北省のレンガ工場に送られました。昼間は強制労働、夜は犬と寝ていた上、言うことを聞かないとリンチに遭いました。1ヵ月後、隙を見つけて逃げたそうです。

6月9日拉致されたとき、陽さんの妻はまだ知りませんでしたが、当日の午前、村では、陳情した陽さんが捕まったとの噂が流れました。また、地元警察は陽さんの妻の通報を受け付けず、逆に陳情を二度としないよう迫ったそうです。

これについて、陳情者を奴隷労働者にするのは、弾圧の新たな手段だとの指摘があります。

中国人権活動家 趙さん:「地元の指導者や陳情阻止職員が陽さんを闇工場に売ったのでしょう。これは大陸の体制下の新たな弾圧手段です」

陽さんがレンガ工場に売られて奴隷労働者にされていたことについて、悪事が奨励されるという、中国社会の闇がますます深まっているとの、深い嘆きの声が聞かれます。

安徽省 李さん:「無恥でモラルのない人が利益を得ます。善人でさえ退廃します。悪いことが奨励され、良いことをすれば罰せられます、中国社会はこんな状態です」

陽さんの息子によると、父親の拉致を知った後、北京西駅の交番に通報したそうです。その後河北省の警察から連絡があった後、何の音沙汰もありません。しかし、地元当局はこの事件について、何も知らないと釈明。地元警察も、陽さんの妻から通報は受けていないと否定しました。

新唐人テレビがお伝えしました。

www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/10/21/atext606201.html.-

湖南上访村民被绑架砖厂做奴工.html (中国語)

 

トップページへ