【新唐人日本2012年1月15日付ニュース】まもなく、中国の旧正月がやってきます。民族大移動と呼ばれる、年に一度の帰省ラッシュがすでに始まっています。毎年この時期になると、鉄道の切符が値上がりし、入手も困難なため、多くの農民工はバイクでの帰省を選びます。実名制にネット購入が実施された今年、バイク帰省族は更に増えると予測されます。
浙江省杭州市の切符売り場で、湖南籍の農民工、李竹清さんは、6昼夜並びました。今年からは実名制になり、ネットや電話での購入が薦められています。パソコンが使えないため、やむなく駅の窓口に並び、キャンセル切符を待ち続けたものの、結局切符は買えませんでした。そんな中、多くの農民工はやむなくバイクでの帰省を選ぶそうです。
バイク帰省族 農民工謝さん
「切符は手に入りません。多くの人がバイク帰省を選んでいます。安いし、便利だからです」
バイクでの帰省は鉄道やバスより断然安く上がりますが、危険も伴います。四川籍の農民工、殷さんは、同じ村の友人らとバイク6台で、広東省から四川に向いましたが、3日目の朝、事故を起しました。幸い、怪我はなかったそうです。
バイク帰省族 農民工殷さん
「830km走ったあと三日目の朝出発し、10kmほど走ったとき転びました。その後はっていません。友人らは4日走って、10日の夜 家につきました。雨が降らないと良いのですが、雨が降ると滑りやすくなります」
多くの農民工は家族連れで帰省します。バイクには妻や幼い子供まで乗せて、身を切る寒風の中を長距離走行します。あるネットユーザーはこう嘆きます。“10万のバイク大軍の風景は、壮観ではなく、壮烈壮絶そのものだ。しかし、当局は庶民のやむをえないこの選択を、「暖かい帰省路」と美化している。”
新唐人テレビがお伝えしました。